三菱自動車の燃費不正問題
既に報道されているように、三菱自動車の燃費不正問題の話題はどんどん波紋が広がっている。
懸念していたとおり、発覚の発端となった日産と共同開発の軽自動車だけで無く、登録車含め25年前から不正を繰り返していたことが判明しているそうで。
そうでなくても、三菱自動車と言えば2000年、2004年のリコール隠し問題で消費者の信頼を大きく失墜し大きく販売台数を減らしているだけに、今回の失態はさらなる打撃になりそう。
少なくとも現行の販売台数でかなりの割合を占めているはずの軽が販売停止状態になっていることから、今の三菱でまともに販売できる車種ってアウトランダー位じゃね?
以前のVWの排ガス規制不正の時にも取り上げたけど・・・
これらの規制に関する不正について悪質なのは、
「意図的に不正をしている」こと
こう言う言い方が正しいかどうかは分からないが、設計不良や製造上の問題による不良は、ある意味人が作るものである以上エラーや失敗はある。
それは適切にリコールなり修理をすれば良い。
ただ、排ガスや燃費の問題はそもそも「定められたルールに従わない」
重大なコンプライアンスの問題だ。
ある所でルールを守らない企業体質が明らかになってしまうと、他のすべてでも信用されなくなってしまう。
企業として「信用」が無くなるというのは致命的だとおもう。
正直言って今の三菱自動車を本当の意味で「信用」出来る人は殆ど居なくなったのでは無いか?
かつては名車をいくつも産み出した三菱だが今やその栄光は風前の灯火だ。