劇場版 メイドインアビス 深き魂の黎明
残酷描写で、阿鼻叫喚と言う事で話題の「メイドインアビス」の劇場版を観てきました。
2017年にテレビアニメ化され、その後テレビ版を再編集した劇場版2作が上映された後に、新作として製作されたのが今回の「深き魂の黎明」。テレビ版の直接の続編に当たり、更に同時に発表されたアニメ版第二期に直接繋がるエピソードなので、
今回の劇場版を観ておかないと一期と二期のアニメのエピソードが繋がらない
と言うことになってるw
劇場版では、リコ、レグ、ナナチの3人が深界六層以降に降りるために前線基地(イドフロント)へ向かうまでの話し。 「黎明卿」ボンドルドと対峙する。
作品全体としての主役はリコら3人なんだが、ことこの映画に関して言えば間違いなくボンドルドとプルシュカの物語と言っても良いかも。
アビスの謎を究明することを至上の目的としており、その為なら人道に反する実験でも何でも行う「外道」(ナナチ談)。 とにかく、ボンドルド卿の異常さが映画全体を通じて描写される。
異常と言っても、マッドサイエンティストのような激しい感じでは無く常に感情を抑制した口調が徹底されているのでより異常さが際立つ。
そして、本作のヒロインとも言えるプルシュカ。 産まれた時からアビスの底に住んでおり、上昇負荷に耐えられないので地上に上ったことはない。
ほぼ同年代の冒険者であるリコ達になつくが・・・・その結末は悲惨なことに。
映画を観る前から描写がエグいとか、元々PG12だったレートが1ヶ月前にR15指定に引き上げられるなどとにかく話題に事欠かなかった。
『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』はR15で原作通りしっかりとグロいので迂闊に観ると後悔するかもしれません。僕が先程観た回では、「も゛う゛二゛度゛と゛こ゛ん゛な゛の゛に゛誘゛わ゛な゛い゛て゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」と友達に言いながら号泣しているオタクがいました
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2020年1月17日
テレビ版は一通り観たけど、敢えて原作未読で覚悟して劇場版を観てみた。 正直言うと映像的なグロさは当初恐れていたほどでは無かった。
が、エピソードというかボンドルド卿の外道さ加減はホント胸くそ悪くなるほどの外道! 不気味さとひたすらの後味の悪さがハンパない。 この胸くそ悪さこそが「メイドインアビス」の醍醐味と言えるかもしれない。
スカッとした楽しい映画を観たいと言う人だと間違いなくオススメしませんw 人間のクズを観たいドMの方であれば是非観て下さい。
劇場版「 メイドインアビス 深き魂の黎明 」オリジナルサウンドトラック
- アーティスト:Kevin Penkin
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2020/01/17
- メディア: CD
- 出版社/メーカー: KADOKAWA メディアファクトリー
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: Blu-ray