銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱
田中芳樹の名作小説「銀河英雄伝説」がアニメ作品としてリブート。
2018年にテレビ版として全12話が放送された。 その後を続く形として「星乱」編が劇場作品として公開。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』第二章 ロングPV
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』第三章 ロングPV
9月末から3部作として公開されていました(それぞれ3週間の限定公開)。 銀河英雄伝説好きの私と妻でこの3部作を観てきました。
原作や過去のアニメ作品を観た方であれば分かると思いますが、帝国側はいわゆる「リップシュタット戦役」、同盟側は「救国軍事会議によるクーデター」と言うそれぞれの内乱発生時の話。 権謀術数渦巻く中々見応えのある原作好きでも人気の高いエピソードではあります。
今日、3部作の最後を観てきましたが、結末は分かっていたけど,やはりキルヒアイスの最期のシーンは何度観てもグッときますね。
リブート版の銀河英雄伝説はキャラクターやメカデザインこそ今風に置き換わっているけど、シナリオに関しては変な改変はあまりなく割と原作や旧アニメ版に近い感じでした。
ただ。どちらかと言うとヤンやラインハルト等の主役級にスポットが当たる時間が比較的長く、帝国、同名、フェザーンの数多くの登場人物について掘り下げられているかというと、そこは少し足りないかな?と言う気はしました。
特に、今回の星乱編でも終盤、同盟のクーデター終結後のセレモニーでヤン=ウェンリーがヨブ=トリューニヒトとを強烈に嫌うシーンがあるが、アニメ版の描写だけを観ているとトリューニヒトについてはあまり取り上げられていないので、彼がどれだけ腹黒くて狡猾かと言う事が実はあまり分からない。
原作や旧アニメ版では脇役も含めてそれなりに時間が割かれておりトリューニヒトの小憎たらしさが読者、視聴者にも分かるようになっていたが、今作はそうでは無いので,今回のアニメ版で初めて銀河英雄伝説に触れた人にとってみれば
「何故、ヤンはここまでトリューニヒトを嫌うのか?」
があまり分からず困惑するのではないか?とそんなことを思いました。
何にせよ、新アニメ版も序盤の最高潮とも言えるエピソードまで製作されました。 ここまでは新アニメ版の製作発表の段階から構想に合った範囲なのでまずは予定通り。
この後、原作ではラインハルトが帝国の実権を握りいよいよ銀河の覇権を狙う所に入るのですが、今のところここから先のアニメ化の話は無し。 銀河英雄伝説好きとしては、ここまで映像化したのであれば是非最期までやり遂げてほしいものだが,果たしてどうなることやら。
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