イギリス旅行へ[その3]
いよいよ、この旅行の本命、博物館巡りです。
妻の意向で、是非巡りたい博物館があると言う事でたっぷり時間をかけて博物館巡りをすることに。
ヴィクトリア&アルバート博物館
古今東西の様々な所から集められた芸術とデザインをモチーフにした博物館でした。
本当にイギリスだけで無く、アジアやアメリカなど様々な芸術が展示されていました。 基本無料なのですが、偶々訪れたタイミングで有料の特別展で「VIDEO GAMES」という展示をやっていました。
これは、アートと文化の観点でビデオゲーム(つまりはテレビゲーム)を観ていこうという特別展示でした。
展示としては、いくつかあり
最新ゲームのアート的な作り込みについての資料集
ゲームの文化的な影響に対する問題提起
ゲームのファンアートなどのユーザーへの浸透について
などなど。最新作では、ゲーマーにはお馴染みの「The Last of Us」や「Bloodborne」そして「スプラトゥーン」などのアートディレクション資料が公開されていました。
特にスプラトゥーンについては、まだ企画段階の頃のプロトタイプ版の映像なんかも公開されていて中々貴重。
その他に写真はありませんが、「ビデオゲームにおける銃の描写(FPSなど)、性描写、人種差別の問題」などを問題提起しているエリアもありました。 (具体的に解決策を提示するのでは無く、実例として展示し、観覧者それぞれが考えるような展示でした)
最近ではe-Sports等新しい形でビデオゲームが注目される中、アートや文化の観点でビデオゲームを取り上げるというのは面白いイベントでした。
サイエンスミュージアム
こちらは、妻では無く私のリクエストで行ったところ。 名前の通り考古学的な美術や遺跡ではなく、主に科学技術や工業をメインにした博物館です。
航空機の歴史を紹介したエリアでは、人が飛行機を開発するまでの歴史とともに歴代の航空機エンジンがずらりと並べられていました。 そんな中で見かけたのが、これ
後の富士重工(現SUBARU)の前身と言われる中島飛行機が航空機用レシプロエンジンとして開発した星形18気筒エンジン「誉」。 大戦当時の日本軍の戦闘機などに使われたそうです。なんちゃってスバリストとしては話だけは聞いたことはありますが、まさか現物をロンドンで見られるとは思いませんでしたw
日本の航空博物館でも中々見かけない貴重品だと思います。
その他コンピュータの歴史を辿るコーナーでは国が軍事計算に使用していたような巨大コンピュータから、小型化して個人が所有できるようになってくるまでを歴史を追って辿ることが出来ました。
その他、自動車のコーナーにはイセッタと、何故か唐突に日野自動車の数少ない乗用車であるコンテッサがw
他にも色々なコーナーがありましたが見切れませんでした。
大英博物館
ある意味今回のイギリス旅行の大本命中の大本命、大英博物館。
世界最大の博物館の一つでもあり、古今東西の美術品、秘宝等が大量に所蔵されているまさに博物館の中の博物館。
さすがに所蔵品もハンパないです
もう至るところが貴重品だらけでした。
すっごく厨二病的な発想をすると、
もしここに魔術師がいれば、そこら中でサーヴァントを召喚できそうな聖遺物だらけだ!!!
と思ってしまいましたww
博物館雑感
今回の旅行、丸々二日間をつかってこれら博物館を巡ったのですが・・・
ロンドンの博物館デカすぎ!!
とにかく所蔵品の量と情報量がハンパなく多いので、どの博物館もとても一日で回りきれる物ではありません。 正直各博物館とも恐らく1/3も観られていないと思います。
その位、膨大なボリュームがありました。そして何から何まで置いてある感が凄い。 本気で博物館を制覇するなら、それこそ1週間位かけてじっくり見る必要があるでしょう。
その分見応えはあります、ありまくりです!
そして何といってもすごいのが、殆どの博物館が基本入場無料であること。
一部特別展などの展示は有料のチケットが必要な所もありますが、大部分の常設展は無料で観られます。
これほどの規模の所蔵品を無料で観られるのはやはり凄いなぁ。ロンドンの博物館凄すぎでした。