Re:RXJ Station

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ブエルタ・ア・エスパーニャ 、若手の台頭目立つ2週目

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ブエルタ・ア・エスパーニャ

ブエルタ・ア・エスパーニャも2週目に突入。

序盤から優勝候補の激しい争いが相次いで混沌とした1週目が終わり、2週目はITT(個人タイムトライアル)から。

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最有力と言われながら初日のチームタイムトライアルでまさかの転倒によりタイムを失っていたプリモシュ・ログリッチェ(ユンボ・ビスマ)は1週目終了の時点でジワジワとタイム差を縮めていたが、この日の個人TTで目の覚めるような快走。1週目好調だったナイロ・キンタナ(モビスター)、ミゲル・アンヘロ・ロペス(アスタナ)等に2分以上の大差を付け、マイヨ・ロホ(リーダージャージ)を獲得。

13ステージでは超級の山頂ゴールを含む厳しい山岳コースで、今年グランツールデビューのタディ・ポガチャル(UAEエミレーツ)が終盤ログリッチェとの死闘を制しステージ制覇。

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ミゲル・アンヘロ・ロペスが序盤から守っていたヤングライダージャージを遂に失い、ポガチャルに譲った。

翌14ステージは2週目唯一と言っても良い平坦ステージ。山岳ステージが多いブエルタ・ア・エスパーニャでも数少ないスプリンター活躍の場。

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大集団で終盤スプリント争いになるかとみられたが、残り1kmのフラムルージュ付近で大規模な落車が発生。 難を逃れた戦闘勢の争いでサム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ)が勝利。

総合勢ではログリッチェやバルベルデ(モビスター)、ミゲル・アンヘロ・ロペス等も巻き込まれたが、幸い大きな怪我は無かった模様。

2週目終盤の15,16ステージは厳しい山岳コースだが、ここでもログリッチェは好調を維持。 むしろライバルのキンタナやバルベルデが徐々にタイムを失い、首位を盤石な物にしようとしている。

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一方で、ヤングライダー争いでは、ミゲル・アンヘロ・ロペスとタディ・ポガチャルのほぼ一騎打ち状態。 二人は総合でも上位に付いており、若手と言いつつも十分に総合表彰台を狙える立ち位置だ。

ポガチャルは今年グランツール初挑戦の若干20歳。 今大会でもほぼ最年少と言って良いが堅実なレース運びで若手とは思えない程安定した力を見せている。

総合は現状淡々とタイムを稼いでいるログリッチェが大きな崩れが無ければ、最後までマイヨ・ロホを着ている可能性がかなり高くなってきたが、一方でポガチャルのような若手が台頭し始めて中堅、ベテラン勢を脅かす勢いになっており、目が離せない。

若いと言うことはそれだけでも充分な力だ。

残り僅かの第3週。最後に笑うのは誰だ!