Re:RXJ Station

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ツール・ド・フランス 2週目: アルプスの山越えで大荒れ

お題「ツール・ド・フランス 2018」

平坦コースが多かった1週目を終えて、休息日を経て2週目はいよいよ本格的な山岳ステージに突入。

10日目からいきなりアルプスの山越え3連戦でした。

これまでなりを潜めていたクライマー勢や総合優勝を狙う選手にとってはこれからが本番、と言った感じで大きくレースは動いたようです。

www.cyclowired.jp

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ここに来てディフェンディングチャンピオンであるクリス・フルーム率いるチーム・スカイのチーム力が爆発。 圧倒的な組織力でレースの主導権を握り、気がつけば13日目終了時点で

と気がつけば上位2名がスカイという盤石の体制になってた。いつの間にw

JSPORTSの実況をして

「どのレースでも判で押したように徹底したチーム戦略を取るチーム・スカイの戦略をみて、視聴者は面白いと思うのか?」

等若干批判めいた意見も出るくらい、スカイの組織力は強い。

それにしても山岳ステージの1級、超級の山々の登りの強烈なこと・・・

あまりの山岳の厳しさに、脱落が相次ぐ。

等有力選手が相次いで脱落。特にポイント賞(マイヨ・ヴェール)を争う上位のスプリンターが軒並みリタイアしてしまったので、マイヨ・ヴェールは現状サガンの独走状態に。 サガンは13日目の平坦ステージの優勝も手にしたので、この後余程の大崩れが無い限りは殆どマイヨ・ヴェールは確定したと言っても良いかも。

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そして、残念なのはニバリのリタイア。 データ上は13日目のリタイア、と言う事だけど実態としては12日目の終盤の転倒によるダメージが大きかった模様。

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詳細は分からないけど、ステージ終盤で興奮して発煙筒を炊いて、騒ぎ立てる観客に視界が遮られ、先導のバイクや柵によるコース幅の変化に対応しきれずに落車したらしい。

少し衝撃的だが、観客が撮影した落車の瞬間の映像もある。

サイクルロードレースは他のスポーツと違い、観客がそれこそ選手とふれあえるくらいまで近づいて応援することが多い競技のようだ。 それこそ熱狂的なファンや、アンチによるブーイングなどは常にあるらしいが、度を超した騒ぎ立てによってレースの進行そのものが阻害されなおかつ選手の怪我を誘発する事態などは看過できる範囲では無いだろう。

安心してレースを楽しむためにも、観客側の自制も求められると思います。

レースは一旦平坦基調に戻り、来週からはピレネーの怒濤の山岳ステージに再突入する。

果たしてこのままスカイ勢が逃げ切るのか?デュムラン等の追い上げがどうなるのか?気になるところです。