Re:RXJ Station

RX-JUNのブログです。ガジェット系ニュース、テクノ系音楽、カメラ、バイクの話題、アニメ、英語、本や音楽のレビューなどをだらだらと駄弁ります

在りし日のゲームとゲーム音楽のおもひで

今週のお題「ゲームの思い出」

ゲームと言っても、色々あると思うけど・・・ 最近だと「ゲームと言えばスマホで」という人も多いだろう。

あと、PS4やらSwitchやらコンソール機で遊ぶ人たちも多いだろう。

ただ、私にとって言えばゲームの原体験と言えばスマホでもコンソール機でもなくPCなんですよねぇ。

最初にはまったゲーム

子供の頃はファミコン全盛期でした。学校の同級生はファミコン持ちが多かったですが、私は親にゲーム機を買ってもらえませんでした。

その代わり、うちの父のすすめで「勉強に使うならパソコンなら買ってやる」と言うことでPC-9801が自宅にありました。 今では考えられないけど、当時のパソコンは20万円〜40万円位するのが当たり前で、とても高い買い物だったと思います。

それでいて最初期に買ったPC-9801RX21はHDDの内蔵すらしていないFDDオンリーの代物でした。

PC98で勿論パソコンに基礎みたいな物も学んだけど、ゲームも色々遊びました。 当時PCで虜になったのは種々様々なRPG

一番影響を受けたのはやはり当時最強ブランドだった日本ファルコムの「イース」ですねぇ。

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[BGM] [PC-9801] [opn] イース [Ys : Ancient Ys Vanished Omen]

初期アクションRPGの金字塔とも言える本作品、とっつきやすいシステムと難しすぎず簡単すぎない絶妙なレベリングで人気を博したけど、なんと言っても魅力は音楽。 当時のPCゲームの音楽と言えばPCに標準内蔵だったり増設だったりしたFM音源が主流になり始めた頃でしたが、他のゲームの音楽とは次元の違う素晴らしい楽曲がイースの魅力でもありました。


PC88 YS Soundtrack


PC88 YS II Soundtrack

そんなイース(とイース II)の楽曲を手がけたのが古代祐三氏。

高校生時代から電波新聞社マイコンBASICマガジン等のサウンドプログラムコーナーなどで高い技術力の楽曲で人気でしたが、彼が日本ファルコム所属時代に様々な名曲を残しています。 誤解を恐れずに言えば、古代祐三によって以降の日本ファルコムのゲームの音楽のレベルは数段上がったと言えるし、他メーカーのゲームにも少なからず影響を与えたと言う意味では功績は非常に大きい。

そんな、古代祐三さんの初期未発表音源を集めたCD-BOXがもうすぐでます!!

www.akihabara-beep.com

私は古代祐三さんのことをとても尊敬しているので予約済みです!

更にこのアルバムのリリースを記念してトークイベントも開催されるそうです。

akiba-pc.watch.impress.co.jp

参加できるかどうか分からないけど、エントリーだけはしてみました。 抽選になったら当選して欲しいなぁ。

実験的な試みが多かったPC向けRPG

ファミコンなどのコンソール機のRPGはやはり対象年齢が低めと言う事もあり、比較的優しい、分かりやすいシステムが受け入れられたけど、比較的ユーザー年齢の高いPC向けはコンソール機には無い特徴を持ったRPGも少なくなかった。

シナリオを後から追加できる「ソーサリアン

上記の「イース」と同じ日本ファルコムのもう一つの代表作と言っても良い「ドラゴンスレイヤー」シリーズの中でも特徴的なのが「ソーサリアン」。


[PC-88] ソーサリアン ミュージックギャラリー

ゲームのシステム部分とシナリオを分離し、シナリオディスクを交換することで様々な物語を楽しむことが出来る。 その他にも4つの種族、60もの職業からキャラクターを作ることが出来、年齢と寿命も考慮する必要があるなど様々な独特な試みがなされた意欲的なRPGで人気を博しました。

ソーサリアン古代祐三さんはじめファルコムのハイクオリティ楽曲を楽しめます。

ソーサリアンについては、エミュレータを使ってWindows10上で動作する「ソーサリアン・コンプリート」が発売されるようです。

www.gamespark.jp

実は、これ以前にも同様のが出ていたのですが当時は買いそびれていました。今回はWindows10対応になったと言うこともあって買い逃さないよう予約済みだったりしますw

シナリオを自分で作れる「ブルトン・レイ」

ドイツ民話を題材にした、システムソフトのRPGブルトン・レイ」


Bretonne Lays Opening

これも、ソーサリアン同様システムとシナリオが分離して、シナリオの追加、入れ替えが可能なRPGですが特徴的なのが「シナリオ・エディタ」が別売りされたこと。

これを使うと、自分でRPGのシナリオが作れる!と言うものだった。

当時、パソコン雑誌でブルトン・レイのシナリオコンテストが実施されていました。 実は私も応募する気満々でシナリオ・エディタを買って、コンテまで作って気合い入れてシナリオを作成した・・・のですが! 気がついたらコンテストの応募期限を過ぎてましたorz..... と言う懐かしい思い出。

シナリオを自動生成する「ルナティック・ドーン」


[BGM] [PC-9801] [opn] ルナティックドーン [LUNATIC DAWN]

うちのPC-9801にはHDDが内蔵されていませんでしたが、後付けで外付けのHDDを追加しました。 その容量なんと40MB。40GBじゃないですよ、その1/1000。 これでも当時としては超大容量で、10万円位するものでした。

ルナティック・ドーンはシナリオを自動生成するためにディスクを大量に使用するのが特徴で、何とこのゲームだけで20MBも使ってしまうw。データのセーブだけでも平気で10分くらいかかるとんでもない代物でしたw

自動生成故に難解で奇妙なシナリオも色々ありましたが色々と実験的なゲームでしたw

高校時代に視力をやられてまでハマったアレ

高校時代、周りの友人はファミコンドラクエ3やらFF3をプレイしたりPCエンジン天外魔境II 卍MARU等が流行っている頃・・・・ 私はPCでエメラルドドラゴンにハマってました。


【HD】 エメラルドドラゴン (オープニング) PC88~8MHz~サウンドボード2 *1080p60fps

エメラルドドラゴンは後にPCエンジン等にもリリースされますが、私としては一番思い入れがあるのはPC版です。 FD複数枚組の大容量(当時としては)を駆使して、時折ビジュアルシーンが盛り込まれるドラマチックなRPGでした。

当時、キャラクターデザインの木村明広氏が手がけたタムリンやアトルシャンなどのビジュアルにこころ惹かれた物でした。

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エメラルドドラゴンでは、画面にマップを表示させることが出来るのですが、どこのシーンだか忘れましたがえらく入り組んだ森の迷路の中をぬけなければいけないシーンがあり、マップとにらめっこしながら進めていたんですが、当時のPCの解像度は低く(640×400、もしかしたらPC88と互換性を保つために640×200だったかも)てドットが分かりにくく、目を凝らしていた気がします。

もしかしたらこのゲームで画面を凝視しすぎたので視力が悪くなってしまったかもww

そんなエメラルドドラゴンで有名になった木村明広氏ですが今年原画展を開催するそうです。

akiba-pc.watch.impress.co.jp

エメラルドドラゴンはコンソール版でも出ていますが、今回のイベントはPC版に特化したイベントだそうで。私世代にはドストライクですw

そんなこんなでオールドPCのRPG好きだったりしますw