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ツール・ド・フランス終盤は波乱の展開でベルナルがコロンビア人初の勝者に

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ツール・ド・フランス2019

ツール・ド・フランスは休養日を挟んでいよいよ最終のアルプス決戦。

2週目までは絶好調だったアラフィリップ(ドゥクーニック・クイックステップ)とピノー(グルパマ・FDJ)がフランス勢同士で上位争いをすると言うフランス人大歓喜な展開を予想していたが、思わぬ波乱が起きる。

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前日まで総合5位に付けて好調に見えたティボ・ピノー(グルパマ・FDJ)がレース序盤で失速。 なんと途中リタイアに。

2日前のレースで脚を痛めており、前日夜は寝られないほど痛かったらしい。 そして結局調子が戻らずに無念の途中リタイア。本人も痛さと悔しさで嗚咽が止まらない状態が痛々しかった。

今回はマイヨ・ジョーヌを狙える絶好の状況だっただけに本当に残念。 気持ちを切り替えて来年以降でリベンジして欲しいですね。

そしてもう一つの波乱が、今大会最高標高地点のイズラン峠の上りでベルナル(チームイネオス)がロングスパート、一気にトップに立つと、これまでマイヨ・ジョーヌを守り続けてきたアラフィリップが遂に遅れる。

イズラン峠を超えた後、残り数十kmで遅れを取り戻そうと猛烈な下りのダッシュを仕掛けるアラフィリップに不運な知らせが。

最後に残っていた1級山岳に向かう途中の道路でなんと突然の落雹が発生。路面が雹と溶けた水で洪水のような状態となりとてもレースが継続できない状態に。

結果、レースは途中終了となりイズラン峠頂上時点での通過で順位が確定となった。 この日アラフィリップとピノというフランスの期待が一気に陥落するという波乱でした。


ツールドフランス2019 ハイライト ステージ19サン・ジャン・ド・モーリエンヌ 〜 ティニュ

アラフィリップに代わり、ベルナルがマイヨ・ジョーヌを獲得。

翌日の20Sも悪天候により、レースが短縮され超級山岳を登るだけの山岳スプリントと言っても良いほどの短距離決戦となったが、結局アラフィリップはこの日も遅れ、完全に表彰台争いからも脱落した。


ツールドフランス2019 ハイライト ステージ20 アルベールヴィル〜バル・トランス

これで勝利は決し、最終的にベルナルが優勝。 コロンビア人初のツール・ド・フランス制覇となった。

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最終的な結果としては

*マイヨ・ブラン(ヤングライダー賞)・・・エガン・ベルナル(チームイネオス)

アラフィリップは総合敢闘賞となった。

序盤は目立たないと言われたチームイネオス(旧チームスカイ)が気付けばマイヨ・ジョーヌを獲得しているというこの強かさ。 そして、ベルナルは若干22歳という若さで優勝。 その他も若手がレースを引っ張るなど、世代交代の流れもあり終わってみればハラハラドキドキな熱戦でした。

3週間たっぷり楽しませて貰いました。

また来年も素晴らしいレースが展開されることを期待!

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