MDR-1000X / SONY
私自身結構以前からBluetoothをよく利用している。
PCのマウスはもう5年近くBT無線マウスを使ってるし、カーナビにスマホをBT接続してネットワーク接続したりもしている。
そんな中でも音楽を聴くときのBTヘッドホン、イヤホンはかなり重宝している。
有線だとどうしてもケーブルが絡まって取り回しに苦労するけど、Bluetoothなら線を気にすることが無いので気楽に使える。
特に最近はiPhone7がイヤホンジャックを廃止してしまったため、Bluetoothの重要度は上がってる。
そんな中でも最近話題だったのが、このSONYのMDR-1000X
で、結局買いました。
ただ、定価が高かったので、買ったのは中古です(^^;;
見た目、樹脂っぽい外装なので、あまり高級そうに見えないのが寧ろ良いです。
いかにも「高級イヤホンつけてるぞ」感あるのは少し抵抗有るので。
ボタンは三つあって、
- 電源OFF/ONボタン
- NC(ノイズキャンセリング)ボタン
- アンビエントサウンドボタン
が有ります。
機能的に、ノイズキャンセリング、アップスケーリング(DSEE HX)、デジタルアンプ(S-MASTER HX)の各主機能があるので原則電源ONで使うのが前提。
一応電源OFFでも有線ケーブル接続でヘッドホンとして使えないことは無いけど音質バランス的には電源ONが前提。なので基本的にはONで使います。
このヘッドホンの目玉機能でもあるノイズキャンセリング。
NCボタンを押すと原則ノイズキャンセリング機能のON/OFFを選択できる。
NCボタンを長押しすると「パーソナルNCオプティマイザー」が機能する。
これは装着時の髪の毛や、メガネなどのちょっとした個人差で僅かに異なるノイズキャンセリングを最適化する機能。
正直ノイズキャンセリングは想像以上で凄かった。ヘッドホンを耳にかけて、電源ONにし、NCが効き始めると途端に周囲の音が「スゥッ」と消える。
喫茶店やファストフード店でNC有効にすると周りに居る人の声が聞こえなくなる。さすがに、金切り声を上げる子供や大声でしゃべる人の声は少し聞こえるけど、普通の音量で話す人の声は殆ど聞こえなくなる。
正直今まで「音で音を消す」と言うノイズキャンセリングには懐疑的で、NCヘッドホンはあまり使わずに、カナル式イヤホンを使っていました。意図的にNCヘッドホンは避けていたんですが、初体験のNCは中々衝撃的でした。ここまで音が消えるんだ、と。そして、静かになる事によって音楽に集中できるようになった。
NCなめてました。ごめんなさい。
ただ、NCが強いとなると逆に「周りの音があまりにも聞こえなくなる」事によって、屋外で使用することに懸念があったりしますが、そこはさすがSONY。
ヘッドホンにもう一つある「アンビエントサウンド」ボタンを押すと一部外部の音を取り込む事が出来る。
元々ノイズキャンセリングヘッドホンには「打ち消す」為の外部音を取り込むマイクが付いているが、それを逆に活用して敢えて「外部の音を取り込む」為に使うことでNCを有効にしたまま屋外を歩くときでも、外部の音を取り込むことが出来るので、人や車の音などを感知することが出来る。
多少の違和感はあるけど、結構使える。
そして肝心要の音質。
決してハイエンドでは無いけどハイレゾ対応のデジタルアンプS-MASTER HXと、アップスケーリングのDSEE HXは結構有効。
Bluetoothヘッドホンは音質がよくないと言われがちですが、私的には全然アリ。普通に聴く分には全然問題ない。
ドライバーの傾向としては決して派手さは無く、低音から高音まで割とフラットに音が出るので、一見すると「あれ?意外とつまらない音?」と思うけど、ちゃんと出るべき音は出ているので派手さは無いけど疲れない音だと思う。
それなりに頑丈なケースも付いてくるので、割と所有感も満たされます。
それなりに高いヘッドホンですが、個人的にはオススメです。