DaftPunkの解散に寄せて
ブログを書く暇がなさすぎて今更感アリアリなエントリーですが、さる2月22日にダフト・パンクが映像作品「Epilogue」を公開。
これを持ってダフト・パンクの活動を終了し、解散することが発表されましたね。
世界中のファンを驚愕させて話題になりました。
私もファンだったのでかなり驚きました。
ダフト・パンクは1993年に結成されたフランスのギ=マニュエル・ド・オメン=クリストとトーマ・バンガルテルの2名によるユニット。
ハウス、エレクトロ、ファンクなど様々なスタイルを取り入れたダンスミュージック界の代表的な存在とも言える。
日本でも、One More Timeで有名になった。
ダフト・パンクの二人がファンだという漫画家の松本零士とコラボレーションを組み、アニメーション作品「インタースタラ5555」でも有名になった。
Daft Punk ~ Interstella 5555: The 5tory of the 5ecret 5tar 5ystem (2003)
30年近い長いキャリアの割にはオリジナルアルバムは5枚と意外なほど少ない。
ただ、どれも非常に完成度が高く、ダフト・パンクというユニットがいかに洗練されていたかがよく分かる。
DAFT PUNK – AROUND THE WORLD (Official Music Video)
そんな中でも印象的だったのが、映画「TRON:Legacy」のサウンドへの参加だった。(本人も出演している)
映画とサウンドトラックの公開時、結構「ダフト・パンクらしくない曲だ」と酷評する人もいた。
確かにこれまでのダンスサウンドはごく一部のみとなりシンフォニックな楽曲が増えこれまでとは曲調が異なるのは事実だが、私は寧ろ却ってダフト・パンクというユニットの懐の深さをこれで知ることができた。
どんな曲調であっても非常に質が高く、それでいて「ダフト・パンクでしか出せない」個性もしっかり出している。
「これこそダフト・パンクだ」とすら思った。
Tron (2010) - Disc Wars - Only Action [1080p]
そして、結果的にラストアルバムとなってしまったのが「Random Access Memories」
- アーティスト:DAFT PUNK
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: CD
このアルバムは本当に珠玉の出来で、すべての楽曲が完璧と言ってもいい。
このアルバムで初のグラミー賞を受賞。
授賞式のライブでは、ファレル・ウィリアムス、ナイル・ロジャース、スティービー・ワンダーと共演していて、このライブがとにかく素晴らしい。
Daft Punk Pharrell Williams ft Stevie Wonder The Grammys 2014 -HQ
あらゆるジャンルの音楽を貪欲に取り込み、なおかつ「ダフト・パンク」らしさも失わないのが素晴らしい。
そして、ビジュアル面でもロボットのようなヘルメットを常につけており、あえて素顔を晒していないにも関わらず、その姿がすでにアイコン化しカリスマ性をより高めていた。
解散は悲しいが、彼らが残してきた足跡は偉大なものであり、確実にダンスミュージックの歴史に名を残すものであろう。
ありがとう、そしてお疲れさまでした。
- アーティスト:ダフト・パンク,トッド・エドワーズ,DJ ファルコン,ジョルジオ・モロダー,ジュリアン・カサブランカス,ファレル・ウィリアムス,ポール・ウィリアムズ
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: CD
- アーティスト:ダフト・パンク
- 発売日: 2005/03/09
- メディア: CD
- アーティスト:ダフト・パンク
- 発売日: 2018/11/14
- メディア: CD