ゴースト・イン・ザ・シェル
何となく評価が微妙な、実車映画版「ゴースト・イン・ザ・シェル」。
海外での興行成績もイマイチなので期待値低かったけど、原作ファンとしては「観るのが義務」なので観てきました。
映画では「少佐」は「ミラ・キリアン」という名前になってる。元々日本人設定の原作を白人のスカーレット・ヨハンソンが演じることに賛否がありましたが・・・
先に結論を言ってしまうと
正直言うと思っていたよりは全然まともだったと思う。
ストーリーは原作とは似ても似つかない話で、少佐の生い立ちが話の核になっているがまるっきりのオリジナル。
あまりにも原作と違いすぎるので、最早全くの別作品として観てみたら意外と楽しめた。
ただ、原作とは全然違うが押井守版のアニメ映画にはかなりリスペクトが有るようで、カット割りや背景映像が殆ど押井版の映画そのまんまのシーンがあった。
エンディングのテーマ曲も押井守版と同じ「謡」だったし。
良くも悪くも押井守版の攻殻機動隊の実写化としてはなかなかの出来だったと思います。
原作ファンとしては・・・・何度見てもやはり別作品(^^;;
キャスティングはなかなか独特ですが
バトーやトグサなんかななかなか良い雰囲気出してました。
荒巻課長役は北野武(ビートたけし)でしたが、何故か彼だけ「アウトレイジ」な世界観で笑えた。一番最後のシーンで美味しいところをまさか荒巻が持って行くとはww
少佐役のスカーレット・ヨハンソンですが、容姿は決して悪くないんですが・・・
いかんせん体型がなんだか残念。
設定上、少佐は光学迷彩を使う度にしょっちゅう裸体同然のタイツ姿になるんだが・・・。
原作でも決してグラマーでもスレンダーでもなくてどちらかと言うと筋肉質な設定なんですが、この映画のスカーレット・ヨハンソンは何というか締まりがなくてダルダルの中肉中背なんですよね。
なので、アクションシーンでもキレが全然悪くて、強そうに見えないんですよ。
期待値低めで観ると思ったより楽しめますが、原作ファンの期待値は満足できないかもしれません。
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