Kindle paperwhiteで青空文庫の吉川英治や柳田国男作品を読む
まだまだ続けるKindleネタ。
Kindleと言えば、AmazonのKindleストアで購入した電子書籍を読むだけ・・・
では無くて他にも色々な書籍を読む事にも使えます。
オンラインで入手できる書籍と言えば、青空文庫があります。
青空文庫と言えば、
著作権が消失した書籍もしくは著作者が公開を許可した書籍を誰でも閲覧が可能な形で公開している電子図書館サイト。
様々な作品が公開されており自由にダウンロードすることが出来ます。
現行の著作権法では、著作者の死後50年が経過すると著作権が消失します。
昨年(2012)末の時点で、
等が相次いでこの対象となり(関連ニュース)、いくつかの作品が既に公開されています。これらの名作をKindleで読む方法を色々検討してみました。
そのものズバリなWebサービスで、青空文庫の書籍を変換してくれるサービスですが残念ながらこれはpdfに変換するサービス。
ある意味レイアウトもフォントも決め打ちになってしまう上にファイルサイズも大きくなりがち・・・と言う事で電子書籍らしくないと言う事で却下。
若干手間がかかるけど結果的にはこちらの方が満足。
青空epubを使用する。
これは青空文庫形式の書籍を汎用の電子書籍フォーマットであるepubに変化してくれる
ツール。javaベースで動くのでjavaのランタイム環境が必要だけど、とりあえずOS関係なく動く。
青空epubを起動して、縦書き、横書きや文字コードなどの設定を決めたら、青空文庫サイトからダウンロードした書籍をドラッグ&ドロップして変換する。
そうすると、こんな感じで拡張子epubのepub3相当の書籍ファイルが出来上がる。
この時点でepubに対応しているSONY Readerやkoboであればこのファイルをそのまま端末に突っ込めば読めますが、Kindleはepubには対応していないので、これを更にKindleで読むことが出来るmobiと言う形式に変換する必要があります。
色んな方法がありますが、結果一番まともだったのはAmazon自身が提供するKindle Previewer。これを使うとepubやhtml等のファイルをKindle対応のmobiに変換してくれる。
ダウンロードはここから。英語のサイトですが一応Previewer自体は日本語にも対応しています。
Kindle Previewerをインストールして起動するとこんな画面になる。
ウインドウの右下に設定画面があるので、対象としているデバイス(自分の場合はKindle Paperwhite)、文字の方向(日本語書籍であれば縦書きが自然)、デフォルト言語(日本語)を予め選択しておく。
で、先ほど作ったepubファイルをこのウインドウにドラッグ&ドロップすることで自動的にmobiに変換してくれる。
しばらくすると、プレビュアーが起動してKindleでの表示イメージが確認できるのでレイアウトとかが崩れていないかを確認できます。
これでmobiファイルが出来上がります。
このファイルをUSBなりsend to kindle メールなり何らかの方法でkindle端末に移動させれば良し。
さて、転送してみてみましょう。
おおお、ちゃんと表示されています。(私本太平記はなんか表紙が変になっちゃってますが(^^;;)
うん、ちゃんと読めます。
これで色々青空文庫の名作をいつでも読めるぞぉ!
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