VAIO X見てきた
昨日のM3の帰り道、銀座のソニービルに行ってきた。
発売間近のVAIO Xが展示されているからだ。ソニービルには新製品発表後に店頭に並ぶ前に実際に一般の消費者が新製品に触ることが出来る貴重な空間だ。
以前もVAIO type Uが発表されたときにソニービルにさわりに行ったことがある。この時は実はかなり気になっていて、実機触って気に入ったらその場で予約入れちゃおうか?位なハイテンションでさわりに行ったのだが・・・・実機触ってみたらキーボードがあり得ない位使えない代物だ、と言う事に気がついて一気に買う気がなくなったのを思い出します。
やはり、実際に買う前に製品を色々いじってみるのは大事、ってことで今回もVAIO X触りに行った。
注目度が高い機種だけあってVAIO Xの展示エリアの周りには人だかりが・・・・しばらくして自分も触れるようになりました。
お、おおおお、これは・・・う、うすーーーーい!。いや、薄いのはスペックから分かってい
るんですが実際に手に持ってみるとほんとに薄い、そして軽い。片手で持ってみたんだが、ほんとにこの中にCPUやらSSDやらのパーツが詰まっているのか怪しくなってしまうほどに軽い。
画面も11インチなのでその辺のネットブックや同じSONYのType Pと比べても大きくて見やすい。
実際にキーボードを使ってメモ帳に文字入力してみる・・・・・
あれ?
キーのストロークが異様に浅い。感覚的に普通のノートPCのキーボードの6〜7割位のストロークしかなさそうで、正直あまり「押した」って感じがしない。
まああれだけ薄い中にキーボードを詰め込んでいるんだから、ストロークも浅くはなるか。ストロークはしばらく打っていれば馴れそうな感じ。
むしろそっちよりも気になったのが、最近のVAIOのアイデンティティにもなっている各キーが隣接せずに少しずつ離れているアイソレーションキーボード。
今自分が使っているAppleのMacbookもアイソレーションキーボードだが、このVAIO Xのキーは少しキーとキーの間がかなり離れている感じ。何となくキーとキーの隙間に指が行ってしまいそうな感じになる。
うーん、ストロークよりもこのキーの間の広さは少し嫌かも知れない。
あとは、肝心のCPU速度。このVAIO Xは薄型、軽量にするために発熱の少ないAtomのZシリーズを採用している。
AtomのZシリーズは低消費電力なのが売りだが、その代わりに現行のCPUの中でダントツに遅い部類に入るパフォーマンス。
しかも標準のOSはWindows7ってことなのでパフォーマンスはかなり気になる。
ソニービルのデモ機も発売前のWindows7がインストールされていました。グラフィックのチップが弱いためか、デフォルトでAeroのエフェクトが切られていました。
色々アプリを起動したりしてみましたが・・・・まぁあまり過度な期待はしない方が良いですね。所詮はCore2とかのCPUと比較したら圧倒的に遅いCPUなのでパフォーマンスはそれなりです。これでガリガリ負荷のかかる作業は出来なさそうですね。ただ、Webやメール見る位なら全然問題なさそうなので、寝モバや気軽に持ち歩いて外出先でちょっと調べ物って言う位なら使えそう。
ってことでまぁ難がないわけではないですが、Atom Zの製品特性が理解できる人がサブ機として使うのであればかなり良いおもちゃになるとは思います。
お値段もネットブック程度のパフォーマンスにしてはお値段が高めですが、色んな意味で「所有欲を満たされる」デバイスになりそう。
これは欲しい。