細かすぎて伝わらないGalaxyS10/JOJOスマホ/iPhone XSの違い選手権w(その2)
前回の続き
1エントリでは書き切れなかったので、2回目 Galaxy S10とJOJOスマホ(L-02K)とiPhone XSの細かすぎる違い選手権
カメラ機能
最近だと、スマホの機能の中でも最も注目されていると言われるカメラ機能。
この3機種で比較してみた
機種 | iPhone XS | Galaxsy S10 | JOJOスマホ |
---|---|---|---|
背面カメラ数 | 2眼 | 3眼 | 2眼 |
背面カメラ(超広角) | × | 13mm/f2.2 | 12mm/f1.9 |
背面カメラ(標準) | 26mm/ f1.8 | 26mm/f1.5-2.4(可変) | 30mm?/f1.5 |
背面カメラ(望遠) | 52mm/f2.2 | 52mm/f2.4 | x |
画角について
iPhoneが標準と望遠、JOJOスマホが広角と標準の2眼なのに対して、GalaxyS10は広角、標準、望遠の3眼。 使い勝手という意味ではGalaxyが一歩上。
ここ1年ほど各社のスマホで徐々に採用されはじめている広角(超広角)に関しては、JOJOスマホ(ベースのV30)が割と他社に先行して取り入れている。実際色々な使い勝手を考えると望遠よりも超広角の方が実用性が広い。iPhoneが11で超広角レンズを追加したのもまぁ分かる気がする。
因みに、各機種でそれぞれ同じ位置から同じ被写体を撮った場合の比較は下記の通り。
同じような被写体を同じように撮っているけど画角やら絵作りやらが微妙に違う。
自動設定による最適化
iPhone のカメラ自体はあまりカスタマイズは出来ず、おまかせ設定で撮影することが前提。ただ、大体おまかせで撮っても大体良い感じの画が撮れるように良くも悪くも破綻のない写真になるのがさすがと言える。
Galaxy S10はデフォルトでAI機能(Bixby)による最適化が有効になっている。AIが自動的にシーンを判断し最適なパラメータで撮ってくれるらしい。
JOJOスマホにもAI機能があるが、出荷後のアップデートで追加された機能。なので標準では有効化されておらず、個別に有効化させる必要がある。
暗闇での撮影
最近のハイエンド機種、特にHuaweiの上位機種やGoogleのPixel等の内蔵カメラで話題となっている暗闇での撮影を補助するナイトモード。 Galaxy S10は出荷時初期には無かったがアップデートでナイトモードの機能が追加された。
iPhoneも最新機種であるiPhone 11/11Proにはナイトモードはあるが、X/XSにはない。
敢えて暗い環境で撮影をして、ナイトモードを搭載するGalaxy S10と搭載しないiPhone XS、JOJOスマホで比較してみた。
この4枚は全て同じ明るさのもとで撮影しているが写りは結構違う。 iPhone XSとJOJOはかなりノイジーな画像になっており、写ってはいるけどお世辞にも綺麗ではない。
Galaxy S10もノーマルだとややノイジーだが、ナイトモードにすると結構はっきり見える。 実際撮影する際にはシャッター時間が長めになるので手持ち撮影だとややキツいが、これだけ写りが違うなら試してみる価値はありそう。
カメラに関して言えば、 Galaxy S10 >> iPhone XS > JOJO かな。やはり新しい機種になるほどカメラの性能はどんどん上がっている。
自動処理機能
各スマホにも寄るけど、日常の様々なシーンでスマホを使っていく上で定型的に行う操作などを自動化する機能が備わっている。
それぞれ、各社毎の様々なポリシーが見え隠れして面白い。
iPhone XS
iOSでは、一つ前のiOS12の頃から「ショートカット」というオフィシャルアプリがあった
apps.apple.comこのショートカットの機能が最新のiOS13からは標準機能としてデフォルトで導入されるようになった。
ショートカット自体は文字通りいくつかのルーチン的な操作をひとまとめにして一括して実行できる機能で、カスタマイズ性は結構高い。
条件分岐や、変数を含めたスクリプト的なフローも組めるなど、プログラムやスクリプト作成が好きな人なら、結構色々なカスタマイズが出来る。
「ショートカット」の中に「オートメーション」という機能がある。 これはある条件を満たした時に自動的に実行するショートカットを仕込めるというもの。
色んな事が出来て凄く便利そうに見えるんだが、意外と制約が大きくてこれが中々難しい。
例えば「自宅から離れたら自動でWiFiをオフにする」といったごく簡単なオートメーションを作成してみる。
これで、自宅から離れたら何もしなくても自動でWiFiをオフにしてくれるのかと思ったら実はそうならない。
自宅から離れてみると、「WiFiをオフにする」という通知がポップアップされ、これを能動的にタップしないとその処理が実行されない。「オートメーション」と言ってる割にちっとも自動で処理してくれない。
どうやら設定関連の操作を、ユーザーの承認無しに勝手に変更することは権限の関係で制限があるらしくて、人の手を介さずに勝手に設定変更は出来ないらしい。
それ、全然「オートメーション」じゃあないって・・・・ ちょっとガッカリです。この辺は是非仕様を見直してまともに使えるオートメーションにしてほしい。
Galaxy S10
Galaxy には「Bixby」と呼ばれる独自AI機能があるが、その機能の一つとして処理の自動化を行う「Bixby Routines」という機能がある。
様々な状況に応じて自動実行する処理を、結構柔軟に設定できる。 トリガーとしては
等を指定でき、それぞれのトリガーに対して設定の変更や、特定の処理の実行などを自由に組むことが出来る。 条件分岐や変数指定などは出来ないが、かなり自由度は高く色々な処理を自動化できてとても便利。
私の場合だと
自宅に着いたらWiFIをON
会社に着いたらWiFiをオフ、音量をオフ
充電中はAODを常時表示に変更
Youtube等の動画再生アプリ実行中は画面回転を有効にする
Bluetoothのヘッドホンが接続されたら音楽再生アプリを起動
等の処理を入れている。とても便利。
JOJOスマホ
JOJOスマホにも似たような機能として「スマート設定」というのが有り、特定の条件に基づいた自動実行処理を割り当てることが出来る。 但し、Bixby Routimesと違って
の4つの条件しか指定できない。まぁ最低限とは言え、これでもある程度の設定は可能。 因みにJOJOスマホなので設定画面の画もジョジョ風になっている。
自動実行処理に関して言うと、Galaxy S10 > JOJOスマホ >>> iPhone XSかなぁ。iOSのショートカットの制約がもっと緩和されて使いやすくなったら多分iPhoneが最強なんだろうけど、現状は制約が多すぎて使い物にならない。
音楽、サウンド機能
機種 | iPhone XS | Galaxsy S10 | JOJOスマホ |
---|---|---|---|
内蔵DAC | 記載なし | 記載なし | QuadDAC (ESS 9218P) |
ヘッドホン端子 | 無し | 有り | 有り |
Bluetooth オーディオコーデック | SBC/AAC | SBC/AAC/aptX/LDAC | SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC |
JOJOスマホのベースとなっているLGのV30+は昨今のスマホでは珍しいオーディオにとても注力したモデル。 音楽再生専用のDACを搭載しており出力も高い。
実際、ヘッドホン端子経由での音楽再生の音質はとても素晴らしい。 もちろん専用の音楽プレーヤーと比べればアンプ等は貧弱かもしれないが、スマホとしてみれば最強と言っても良い。
Galaxy S10には一応イヤホン端子は有るが、特に音質に関する記載は無し。 有線イヤホンでの音質も決して悪くはないが特段良いわけでも無い。至って普通。
iPhoneに関して言えば、イヤホン端子は無いし、BluetoothのコーデックもAAC止まりでハイレゾ対応は無し。 元々iPhone自体が音楽プレーヤー(iPod)由来の製品ではあるが、最近はすっかり音楽プレーヤーとしての地位は下がっているようで残念。
イヤホンでの音楽聴取を見れば JOJOスマホ > Galaxy S10 >>> iPhone XSなのだが、 JOJOスマホは筐体のスピーカーがモノラルであることが唯一の致命的な弱点。イヤホンのない環境で動画や音楽を聴く場合必然的にモノラルで聴かざるを得ないのが残念。本体の筐体スピーカーでの音質に関して言えば iPhone XS > Galaxy S10 >>> JOJOスマホと評価が全く逆になるwww。
バッテリの持ち
機種 | iPhone XS | Galaxsy S10 | JOJOスマホ |
---|---|---|---|
バッテリ容量 | 2568mAh | 3300mAh | 3060mAh |
端子 | Lightning | USB-C | USB-C |
無線充電(Qi) | 対応 | 対応 | 対応 |
ワイヤレスパワーシェア | 非対応 | 対応 | 非対応 |
バッテリに関して言えば、容量が多いのはGalaxy S10だが感覚的なバッテリの持ちとは必ずしも一致しない。
JOJOスマホ
あくまでも普段使いの観点で言うと、一番バッテリの持ちが良いと思えるのはJOJOスマホ。 ホント、普通に使っていると全然バッテリが減らない。
朝、100%満充電にした状態で仕事に向かい、仕事中は基本スマホは触らず、昼休みや休憩時間などにTwitterみたりニュース読んだりする程度の使い方だと、夜帰宅する頃の時点でまだ85%前後残っていて殆ど減ってない。基本的に4Gの電波がある所だとバッテリの持ちはとても良い。ただ、電波が弱い地下や山奥などの地方に行くと電波スキャンの為かバッテリの減りが速くなることはあるがそれはごく僅かで実際殆ど問題は無い。
iPhone XS
バッテリの容量は最小だが、意外とバッテリは持つ。ただ、当たり前だが使えばガンガン減る。 XSに限ったことではないが、iOS端末は「使えばバッテリは減るが、使わなければ恐ろしいほど減らない」。
鞄の中に入れておいてスリープ状態のままであれば、殆どバッテリの消費がない。これはハードと言うよりはiOS側の省電力の作り込みなんだと思う。
Galaxy S10
バッテリの容量は最大だが、減り方は一番多い気がする。やはり画面が大きいのとCPU(Snapdragon 855)の消費電力が大きいのか、スリープ状態でも結構もりもり減る。
まぁ、なんとか一日は持つ感じなので実用上困りはしないが、少しヘビーな使い方をすると減り方が多くてやはりモバイルバッテリーなどを所持していないと不安になる。
バッテリーの持ちに関しては JOJOスマホ > iPhone XS >> Galaxy S10 と言った感じ。
まとめ
様々な観点で3機種を比較してみた。 最近の機種であれば大体普通に使う分には困らないくらい高品質なんだけど、微妙な、本当にびみょ〜〜〜〜な部分では細かい違いがある。 日常的に触れる機会が多いデバイスであるからこそ、こう言った細かい違いがとても気になるので、今回色々まとめてみました。
なかなかの分量になってしまったw