Re:RXJ Station

RX-JUNのブログです。ガジェット系ニュース、テクノ系音楽、カメラ、バイクの話題、アニメ、英語、本や音楽のレビューなどをだらだらと駄弁ります

映画 「聲の形」

koenokatachi-movie.com

 

観たのは先週ですが・・・

聲の形、原作は敢えて読まない状態で映画を観ました。

 

主人公の石田将也は小学生時代、転校してきた聴覚障碍者の西宮硝子に対していじめをしてしまうが、やがて硝子は転校しその責を負われた将也は逆にいじめられる側に周り孤立してしまう。

 

高校生になった将也は硝子に会おうとするが・・・

障碍者といじめと言うある意味難しい問題に真正面から斬り込んだお話。

 

綺麗事では済ませずに結構エグい描写もある。(映像的に、と言うより心理描写的にエグい)。

アニメ化の製作は最早女子高生アニメの定番とも言える京都アニメーションですが、今回は内容が内容だけに明るい描写は控え目。硝子は耳が不自由であまり言葉がしゃべれないと言う事もあり、表情や仕草、そして手話が重要なファクタになっているが、そこを丁寧に丁寧に描ききっている。

 

そして将也が心を閉ざした人に対しては「×」のマークが付き、心を開くとそれが剥がれると言う描写。

ベタではあるが、非常に分かりやすい。

 

見終わった後も、感動や泣いた、と言うよりは色々と考えさせられる話だった。

こと、日本では障碍者やいじめについては公の場で語ることはタブー視されがちな傾向はあるけど、こう言った問題に真正面に取り組んだ作品を多くの人が観ることによってこう言った課題や問題を自分の身近な事として捉えられるような人が増えてくれれば、良いと思う。