新世紀ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q・考
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版の第3作目「Q」を観てきました。
巷じゃ、酷い酷い言われてますが・・・・
まぁ、確かに酷いww
酷いけど、少なくとも「旧劇場版ほどは酷くないかな」とも思っている。
例によってネタバレ防止改行
まぁ、普通あれだけ見せられたら
シンジ君可哀想すぎる・・・
って思うわな。
気がついたら14年後、巨大戦艦に乗せられた状態で目を覚まし、状況を確認するもミサトさん含め冷たい態度。
「あなたは何もしなくて良い」と言われアスカには「バカ」とか「何も分かってない」と罵られ
トウジの妹のサクラには「エヴァには乗らんといてください」と言われ
ネルフに戻った後もレイにじゃけんにされ、父にはエヴァに乗れと言われ
徹底的に阻害されまくるシンジ君。そりゃ、普通グレるよねぇ。これでグレない方が変だ。
そこで、ちょっとやさしくしてくるカヲル君に心を開いてしまうのは当然だろう。
まぁすごく下世話な表現をすれば
「女にことごとくフられて、ホモに逃げた」
と言われても仕方の無い状況。
意外なところで冬月が今回、エヴァ全体の根本にかかわる重要な秘密をあっさりとシンジ君に告白してしまう(^^;;
え、そんな大事なことあっさりしゃべっちゃって良いの?
テレビ版でも旧劇場版でも結局一度も明確には触れなかったのに
元々視聴者は全て知っていた秘密で知らないのはシンちゃんだけ、って状況だったけどああもあっさり白状してしまうとはねぇ。
前作の「破」のラストでカヲル君が「今度こそ君を幸せにしてみせるよ」と言った割に今回も何だか悲惨な結末になっちゃうし。
結局「破」から「Q」が全然繋がってないじゃない。
全てぶちこわし、謎も投げっぱなし。「破」の時はもっとはっきりした結末が期待できるんじゃ無いかと思ったけど結局こう言う全部ぶちこわしてしまう方向に行っちゃうのね。
旧劇場版よりはまだ救いがありそうだけど、次回作の「新世紀ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 :||」(なんて読むのかわからねぇ)は何か色々と大変なことになりそう。
結局、シンジ君一人の「セカイ」の話に持って行っちゃうんだろうなぁ・・・とか。
前作の時には細々と考察を考えたけど、何かもう色々考えるだけ無駄かな、と思い始めたのでここまで。
一応ネタバレ有りで、今回の「Q」の内容を皮肉った面白いまとめがあったのでリンク