LINEAR Vol.38 @ amate-raxi
最近は仕事でヘロヘロで精神的にもかなり滅入っていたんですが、この週末は久々に充実してました。
まずはいつも行っているLINEAR。
LINEARも早いものでもう6年。私が通い始めてからも3〜4年たちますかね。絶妙にマイノリティ向けなクラブイベントでありながらここまで長期間安定した人気を得ているのは素晴らしいです。
今回はスペシャルと言うこともあり、会場はいつもの中野heavy-sickではなく、渋谷のamate-raxi。会場も広めだし、メンツも豪華だしいつもより木集客も良かったようです。
メンツの中で気になったのはやはり歴代のナムコサウンドチームOBの面々。
- eutron(三宅優)
鉄拳やリッジシリーズでお馴染みのeutron氏、以前からAcid色の強い楽曲が多い氏だけあって、初っ端からTB-303を持ち出して、グリグリ、ウニウニ、ウニョウニョのアシッド三昧!
途中、「これ俺の曲ね」とか言いながらacid eutronとか流し始めるし、いちいちカッコいいよコンチクショー!
- 佐野電磁(佐野信義)
個人的には今回のLINEARのMVP!。最近まではニンテンドーDS用の「DS-10」のプロモーション活動を熱心に続けていた佐野さんですが、DS-10のプロジェクトはとりあえず終了ということで、今回は佐野さん自ら
佐野電磁の「どうしてこの曲がいいの?」
と題して、曲を流しながら「この曲のどの部分がいいのか?」「どうしてこの曲を聞いて欲しいのか?」をとつとつと語り続けながらDJをするというトーキングDJを展開!。
曲に佐野さんのトークがかぶりまくるのでちっとも踊れないというクラブイベントにあるまじき所業!!
でも、面白すぎでした。初っ端からいきなり、初期のUnderworld(まだ、Darren=Emersonが加わる前)のダサダサのサウンドの頃から、進化していく様を曲を次々と変えながらその変遷を見ていったり、
808STATEのPlan9とか絶妙に80年代の匂いが漂うハウスが佐野さんの音楽の原点だったりとか、The orbのシラフじゃ聞けないような超絶アンビエントサウンドとかwww
もう、90年代初頭にテクノ、ハウスを聴き始めた自分にとっては、まさに同じ世代でツボにハマりすぎだったので
あーっ!それ分かる分かる!的な部分がありすぎて超楽しかった。
今回は、佐野さん自らセットリストを公開していたものの、時間の都合で半分しか流せなかったらしけど、残りのセットリストも見るだけで曲が思い出せるほどツボなものばかりでした。
プレイ後、佐野さんと少しお話をさせていただき、懐かしい90年代テクノトークに華が咲いたのでいい時間を過ごさせてもらいました。いやー佐野さんほんとありがとう!!
古代さんのDJを聞くのは久しぶり。今回はなんと最初っから最後まで「湾岸MIDNIGHT MAXI」シリーズオンリーで延々DJするスタイルでした。過去に何度かLINEARやEXTRA、LEGENDなどのイベントでプレイするのを聞いたことがあるけど、湾岸マキシシリーズを古代さん自身がかけたのは初めてじゃないか?
たしかLEGENDの頃は、ベアナックルのアレンジとマキシが出る前の湾岸をかけたことはあるけど・・・
今までの古代さんのプレイはDJと言いつつ、予め編集済みのCDをかけ流しするだけのいわば「なんちゃってDJ」だったけど、今回はどうやらPC-DJシステムを導入されたらしく、氏自らミキサーを使ってちゃんと曲を「繋いで」いた。
まぁ正直に言うとお世辞にも「上手い」つなぎとは言えなかったけど、でも以前のかけ流しだけのプレイと比べたら全然ライブ感があったし、本人も楽しんでフロアを盛り上げていたので楽しめました。
ただ、個人的には正直湾岸マキシは聴き飽きた感があるのでもし次があるならベアナックルとかあのへんの懐かし目の曲で攻めて欲しいな、と思ったりも。
細江さんは流石にLINEARのレギュラーDJだけあって安定しまくり。今回はボカロ、アニソン系をひたすらかけまくりで高音ボーカルが終始キンキン響きまくるテンション高すぎなプレイでしたwwww
- 大久保博
大久保さんも何度かLINEARに参加されていますが、大体いつもトップバッターのことが多く、大体イベントには遅刻する私は聞き逃すことが多かったのですが、今回は真ん中ということで本人も少しヒートアップしすぎたフロアに戸惑っていた模様。
nanosoundsの楽曲やら、ボーカルの古原奈々さんを交えての「ふたりのもじぴったん」の生歌披露など、わりとゆる〜めな感じでした。
もちろんその他のレギュラーDJ陣も最高だったんですが、書き始めるときりがないのでここまで。
tuvasaさんは今回はスケジュール押しのためにプレイできず・・・うーん残念。
次回はVol.39ということで「ミク」にちなんでボーカロイドスペシャルだそうです。
相変わらずLNIEARというベントの間口の広さには驚かさられるばかりです。7年目も頑張ってください!>スタッフ、レギュラー陣