動画エンコ用PCをリニューアル。
自宅で使用しているデスクトップPCをリニューアルしてみた。
今まで使っていたPCは、
- CPU:Core2duo E6600(2.4GHz)
- Mother:MSI P965Neo-F
- MEMORY:DDR2 8GB
- VGA: GIGABYTE GV-NX96T512H(GeForece9600GT)
- Disk: OCZ Vertex 60GB+SATA2 300GB
- BD: IO DATA BRD-P8
- OD: Microsoft WindowsVista(32bit) Ultimate
まぁ正直、このスペックでも普通に使う分には十分すぎるほど速い。
Core i7とか、i5とか出ているけど、はっきり言ってただ普通にご家庭やオフィスでPC使うならクアッドコアなんてマジ無意味。そんなにコア無くたってWebや文書作るには全然困らない。
こんなクアッドコアみたいな化け物CPUが必要なのっておそらく、ハイエンドのゲーマーやプロの映像屋さんか、動画エンコ職人くらいだろう。
で、自分はその動画エンコ職人wなので、実態としてこのCore2マシン、これまで稼働時間の8割くらいはほぼ動画のエンコのためだけにCPUをぶん回していたようなもの。
かれこれ6〜7年ほど動画エンコを毎週毎週セコセコやってますが、常にCPUパワーは枯渇しているわけです。
動画のエンコーダは扱うデータ量の多さからCPUやメモリに多大な負荷がかかる処理で、なおかつ比較的並列化しやすいのでマルチコア化の恩恵を受けやすいんですよね。
で、やはりCore2のデュアルコアもこれを導入した当時は相当速い代物だったんですが、もっと速いものがほしい、と言うことでCoire i7ベースのPCへの乗り換えを考えることにしました。
で、タイミング的にはちょうどWindows7も出たと言うことでこの際だからWindows7にも乗り換えてしまえ!的なノリに・・・
今回のPCリニューアルに当たり、考慮した点は以下のような感じ
- 現行使用しているCore2のPCのパーツで流用可能なものは極力流用してコストを抑える
- あまりちょくちょく買い換えはしたくないので後々長く使えるように今の時点でのローエンドではなくミドルレンジ以上の高品質のものにする
- Windows7に最適化された環境を使用し、レガシーフリーにする(PATAは使用せずSATAオンリーにする)
そこで一つ気になっていたのが現在システムディスクに使用しているSSDのOCZ Vertex-SATA 60GB。
HDDとは比較にならない高速なReadが出来るSSDだが、そのフラッシュメモリの特性からちゃんとコントロールせずに書き込みを続けていくとあっという間に性能が落ちたり、フラッシュの書き換え寿命に達してしまう。Windows7ではOSレベルでSSDに対応すべく、Trimと言うコマンドを実装しているらしい。
これは、ストレージ上でデータ削除などによって未使用となった領域に関する処理のこと。細かいことは、この辺を参照してほしい。要はSSDを有効活用し寿命を長持ちさせるための技術の一つだと思えばいい。
このTrim自体は比較的最近策定されたものらしくて、実際はOSであるWindows7だけでなくドライブのSSD側もこのTrimに対応したファームウェアでなければ効果がない。
私がOCZのドライブを買ったのは今年の5月頃。この当時のOCZのドライブのファームウェアははまだTrimに対応していないらしい。
ただ、どうやらいろいろ調べてみたところ、つい最近このOCZ Vertex用のTrim対応ファームウェアが出たらしい。
早速、このサイトの情報を参照して、SSDのファームウェアをアップデートすることにした。1.4にすればTrim対応になるらしい。これでSSDもWindows7Readyになった。
よし!ってことで11/1に秋葉原に直行。
丁度秋葉原ではWindows7の登場にあわせて、ってことなのかPC自作向けの各種パーツベンダが一堂に集まったDIY PC EXPO2009がベルサール秋葉原開催中だったので入ってみた。
中ではPC自作者向けイベントらしく、電源やファン、ビデオカードや液晶モニタのマウンタなど、おそらくPC自作に縁のない人から見たら「何が楽しいのかわからない」ような場所だろう。たまたまOCZの代理店もブースを開いていたので早速VertexのWindows7対応について聞いてみたがやはり1.4であっているみたいだ。
安心した。ひとしきり眺めてみて何となくいろいろなベンダの話を聞いて少しテンションが上がってきたところで、ベルサールを後にしていよいよパーツ探し!
ぐるぐる回って、いろいろ悩んで、結局これだけ買いました。
買ったもの
- CPU: intel Core i7-860 (2.8GHz Quad)
- Mother: GIGABYTE GA-P55-UD3R(Rev 1.0)
- Memory: UMAX DDR3-1333 2GBx2
- PowerSupply: SCYTHE 鎌刀4 Plug-in 650W
- OS: Microsoft Windows7 Professional (64bit)-DSP版
電源は元々使っているやつが400Wちょっとなのでやはり少しCore-i7には不安があるかな、と思ったので思い切って電源も買い換え。
丁度、T-ZONEでGIGABYTEフェアをやっていて、GIGABYTEのマザーとintelのCPUを併せて買うと4,000円引きだったのでマザーは\16,800→\12,800になったのでなんかお得な感じでした。
OSはまぁ折角なので64bit版を、VistaではUltimateを使っていたけど、正直Ultimateならではの恩恵にはあまりあずかっていなかったので7移行時はProfessionalにすることにしました。
これ以外のパーツは現行のシステムのを使い回すってことでOK。
一瞬CPUファンもなんかでかいの買おうかな、と思ったが。あまりでかいのを買うとケースに入らない恐れがあったのであきらめてリテールファンで何とかがんばることにしました。
さてさて、長くなってきたので続きはまた今度。