F/A Music Assault
2週連続でゲーム音楽関連のイベントに行ってきました。
今回参加したのは「F/A Music Assault」
F/A -Music Assault- | SweepRecord
このイベントは1992年(今から23年前!)にリリースされたナムコのアーケード用シューティングゲーム「F/A」に特化したイベント。
過去にナムコ系のゲームに特化した音楽イベントと言えば「リッジレーサー」シリーズや「鉄拳」シリーズにちなんだもの、及びもっとメジャーどころで言えば「アイドルマスター」シリーズ等はある。
それらの作品はシリーズものとして何作かリリースされているし、アーケードだけで無く家庭用にも移植されている人気作である。
しかし、今回の「F/A」は続編も無ければ、23年前のアーケード版のみで家庭用ゲーム機に移植すらされていない。
なぜ、そんな1代限りのシューティングゲームのオンリーイベントが今更開催されたのか。
それは、このF/Aの音楽が当時としてはあまりにも斬新だったから。
1990年代初期と言えば、まだ日本はバブルの残り香があった頃。
巷ではジュリアナ東京などのディスコブーム花盛りの頃で、テクノ音楽が流行になりかけていた頃でした。
「F/A」はそんな当時の最新サウンドをゲーム音楽に積極的に取り入れたことが特徴的でした。1990年代当時そもそもテクノ系のダンスミュージックをゲーム音楽として取り込むこと自体が珍しかった頃に、更にとんがったかなり前衛的なデステクノを大胆に取り入れた事が衝撃でした。
このF/Aのサウンドの実績が元になって、後の「リッジレーサー」シリーズで全面的にダンスミュージックが取り入れられる様になったとも言えます。そう言う意味ではリッジサウンドの源流とも言えます。
会場は新大久保のUnique Laboratory
はっきり言って、ゲームとしては一作品、曲自体も10数曲しかなく、派生作品も一切無いので「F/Aの曲だけ」プレイしていたらあっと言う間に終わってしまうイベントなのですが(^^;;
F/Aの曲を作曲した元ナムコの細江慎治氏や相原隆行氏、及び直接F/Aには関わってないけど、当時のナムコサウンドチームの一員だった佐宗綾子氏が「1990年代当時聴いていた、はまっていた曲」を中心としたDJなども行われました。
当然これらの曲に影響を与えているので、それっぽい曲ばかりですw
良い意味でも悪い意味でも1990年代前半当時の雑っぽい荒々しいディスコの雰囲気が蘇ります。
最後には細江氏自身によるF/AサウンドのリミックスDJもプレイされました。
20年以上も前のマイナーゲーム一本のために、多くの人が集まり熱狂のイベントが開催されたことがとても嬉しく、懐かしかった。
踊り疲れたけど楽しかった!