WIRED CLASH
行ってきましたよ、WIRED CLASH
WIRED CLASH|2014年9月6日(土)@新木場ageHa
そもそも、1999年から開催されていた国内最大の屋内レイヴイベントのWIRE
ヒストリー|WIRE13 -15th ANNIVERSARY SPECIAL- (ワイアーサーティーン 15周年スペシャル)
毎年7月〜9月頃に開催されていたこのイベント。
まだ「夏フェス」なんて言葉が定着する前から行われていた大規模フェスティバル。
私は2回目のWIRE00からWIRE13までの14回、一度も休まずに参加しました。初回のWIRE99を除けば皆勤です!
2000年代前半の頃は会場の横浜アリーナ(一部さいたまスーパーアリーナで開催された回も有り)を埋め尽くすほどの大盛況でした。
当時の私にとってはWIREは夏の一大イベントで有り、1年の全ての熱意をWIREの一晩に注ぎ込むがごとく、心の支えでもありました。
WIREはレイヴイベントとしてテクノを中心としたDJ、アーチストが集まるわけですが、どちらかと言えばオーガナイザーを務める石野卓球の意向が強く反映されたラインナップで、はっきり言ってしまえば著しく日本とドイツに偏ったテクノ、と言っても良いとと思います。
テクノにも色んなジャンルがありますが、ことWIREに関して言えば偏っていた、と言って良いでしょう。でも、私はこのWIREの頑ななまでもジャーマンテクノ、ジャパニーズテクノよりなラインナップが好きでした。
そんなこんなで毎年毎年参加すると・・・・
わかるんですよ・・・イベントとしての栄枯盛衰が・・・
2000年代も後半になると明らかに客数が減っていきます。お世辞にも音楽会の王道とは言えないガチガチのテクノで大規模な横アリを埋め尽くせなくなってきます。
特に2010年以降は目に見えて衰退傾向にありました。そんな中でも私は毎年毎年WIREには参加し続けました。
そして、今年・・・遂に
そう、2014年はWIREが開催されないことが決定。つまり「WIRE14」は無し。
これはショックでした。私にとっては心の支えのイベントの一つでもあったので・・・
で、その代わりとして開催されたのが今回のWIRED CLASH。
ageHaの定例イベントのCLASHと合併したWIRED CLASHとして生まれ変わりました。
WIRE好きだった私としては、横アリと比べて1/20位しかキャパの無いageHaで果たしてどこまで「WIRE感」が出せるのか、期待と不安を持ちながら参加しました。
確かに規模は小さくなった。それは如何ともしがたい。
が、代わりにWIREクラスの大物DJが今までよりも近くでプレイしてくれることで、より身近に感じられるようになったのはよかった。
あと、さすがにライブ、クラブイベント専用の施設だけあって、横アリよりも断然音が良い。
そして、出し惜しみ無く放出される無数のレーザー。
やっぱ、このギラギラ感はWIREらしい。
小さいイベントになったことで良い意味で分相応の身の丈になったのでは無いかと思います。これはこれでWIREとしての新しい形なのかな、と好意的にとらえることにしました。
体力の温存もあり、ずっとARENAで踊ってました。FRANK MULLERがよかったですね。
卓球とウエストバムも久々に聴けてよかった。
願わくばまた、横アリクラスの規模でやって欲しいけど。とりあえず今年はこれで我慢、我慢。