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Re:RXJ Station

RX-JUNのブログです。ガジェット系ニュース、テクノ系音楽、カメラ、バイクの話題、アニメ、英語、本や音楽のレビューなどをだらだらと駄弁ります

「ゲーム音楽史」を読んで自分なりにゲーム音楽史をまとめてみる

書評 ゲーム ゲームミュージック 音楽

ゲーム音楽の歴史をまとめた書籍が出ました。 

 えーと、自分で買ったわけでは無く、知人が買ったのを借りて読みました。

 

タイトル通りスーパーマリオドラクエが始点扱いで主にFC→SFC→PS/PS2とコンシューマー系のゲーム音楽を主に音源の使い方を中心に網羅的にまとめたもの。

 

なかなかありそうで無かったジャンルの書籍ではある。確かに歴史に沿ってゲーム音楽業界の動きを追っていると言う意味ではうまくまとまっている。

 

ゲーム音楽業界では有名すぎる、あの件。SFCの「アクトレイザー」の楽曲に衝撃を受けて、当時植松伸夫が作りかけの「ファイナルファンタジーIV」の楽曲を全て作り直したと言われる一件が「フィルモアの衝撃」との題で取り上げられているのが笑えた。

 

ちなみに、そのフィルモアとはこれ


BGMusic #101 - ActRaiser - Filmoa - YouTube

 

当時、この音がSFCから流れてきたときは衝撃を受けたものだった(^^;;

曲の担当は私の敬愛する古代祐三

 

確かによくまとまっては居るんだけど、やはりFC,SFC,PS,PS2といわゆるメジャープラットフォームばかり取り上げているので、それ以外の歴史上重要な作品がいくつか欠落している。

また表記も若干怪しいところもあるし、正直資料としてはイマイチ、かなぁ。

と思ったり。

 

ゲーム音楽と言えば、つい先日もNHK-FMで「今日は一日ゲーム音楽三昧ツヴァイ」をやってましたね。

 

NHK-FM 今日は一日○○三昧(ざんまい)

 

こちらは、元ナムコの慶野由利子さんやタイトーサウンドチームZUNTATA、元SSTのBlindSpot、そして大御所すぎやまこういち氏のクリエイター視点での貴重なお話を聞きながら、視聴者のリクエストに答えてゲーム音楽を延々10時間長し続けると言う夢のような番組でした。

 

ただ、こっちもやはりメジャー系ばかりでね・・・

 

 

 

もし自分がゲーム音楽の歴史を語るとすれば・・・・やっぱりこの辺をどうしても入れたい。

 

スペースハリアーのメインテーマ。

セガの大型筐体第一弾。映像も音楽も革新的だった。今でもスマホの目覚ましにこの曲入れているくらい好き。


スペースハリアー 「メインテーマ」 セガ Space Harrier Main Theme SEGA - YouTube

 

サマーカーニバル'92 烈火、サントラ全般。ファミコン最末期の超異色作。とにかくファミコンの限界を超えたグラフィックのシューティングゲーム。音楽もアルペジオとPCMを多用したハードコアテクノ。とにかくファミコンとは思えない衝撃の音楽。

FC最末期故にあまりメジャーにはならなかったけど、ゲーム音楽的には確実に一つのターニングポイント。


NES: Summer Carnival '92 RECCA Soundtrack ...

 

PC-88のスキーム「I'll save you all my justice」。古代祐三氏がファルコムを離れてフリーになってはじめて手がけた作品。多分、PC88で本格的にPCMを使った初の作品。88からオーケストラヒットが聞こえてくるのは衝撃的だった。楽曲の出来も当時脂ののりまくっていた古代節が存分に聴ける最高傑作。


[VGM] 「THE SCHEME SOUND TRACK」 T03 | I'LL SAVE ...

 

PC-9801版 「A列車で行こうIV」オートデモ(MIDI版)

当時普及しつつあったMIDI対応の外部音源、特にRolandの提唱するGS規格音源が売れはじめ、ゲームでも本格的にサウンドトラックでMIDI対応しはじめた頃に出たのが鉄道会社経営シミュレーションの雄、「A列車で行こうIV」。MIDIの音源から出てくるこれまでのゲーム音楽とは次元の違う音に魅了された。はっきり言ってパソコンショップのデモで流れていたこの曲を聴きたい為にRolandの音源かったひとは決して少なくないはず。

 

アーケード版サイコソルジャーサイコソルジャーのテーマ」

何かと今話題のSNKの初期の作品「サイコソルジャー」。多分当時初の「うたうゲーム音楽」。ちなみに、これを歌ってる清水香織さんは、一時期あの「大魔神佐々木主浩の嫁さんだった人。(離婚したけど)


サイコソルジャー ステージ1 - YouTube

 

記憶が確かなら、これ以降まともな形での「歌うゲーム音楽」ってテイルズオブファンタジアの、これまで無かったんじゃないかと。


SFC テイルズオブファンタジア OP - YouTube

 

あと、「ゲーム音楽史」だと「RAGE RACER」でゲーム音楽にデジタルロックを持ち込んだ、とあったけどリッジシリーズの音楽的にはRAGEよりもR4の方が転機だったと思う。


R4 Ridge Racer Type 4 - Movin' In Circles - YouTube

 

また、PS、PS2の頃から音源の制約が少なくなりストリームが主流になってから、いわゆるゲーム音楽畑ではない人達がの曲が普通にゲームに採用されるようになったのも大きい。

特にPSの「攻殻機動隊」や「ワイプアウト」シリーズでは有名アーティストのテクノをそのまま流すことも当たり前になってる。


Wipeout Playstation - YouTube

 


PS 攻殻機動隊 Ghost in the shell OP - YouTube

 

ある意味、ゲーム音楽の究極の形だと思うのが、PS2(とDCでも)でリリースされたセガの「Rez」。

ジャンル的にはいわゆるシューティングに近い「音ゲー」に近いのだけど、リズムに合わせて音を鳴らす音ゲーでは無く、プレイをすることで「音楽」を作っていくゲーム。

とにかくプレイ動画を見て欲しい。ゲームを進めることで効果音が音楽の一部になっていき、最初は静かな音楽が徐々に音を積み重ねることで段々パートが増えて豪華な曲になってくる。この心地よさが溜まらなかった。多分私のPS2では最も稼働時間の長かったゲーム。


Rez HD #1 - YouTube

 

 

このように、ゲーム音楽には様々なジャンル、様々な可能性がある。

毛嫌いせずに是非色々聞いてもらえると有り難い。(何様?)

 

 

 

 

 

------追記

最後におまけ

 

たまたま色々ようつべ回っていたら偶然見つけたこれ


PC-98 「 ドラッケン 」 - YouTube

 

あああああ、懐かしい。当時日本ではマイナーだったPC98の洋ゲー「ドラッケン」。

このOPテーマに惹かれてつい買っちゃった。後々色んな情報を見ても他機種版のドラッケンのオープニングは全然違う曲っぽくて、この妙にユーロビート的なOPテーマってPC-98版だけだったのね。

 

いやあ、またこうして動画が見られるとは嬉しい。