SHORT PEACE
大友克洋が中心となって作られたオムニバスムービー「SHORT PEACE」
元々、「ロボットカーニバル」とか「MEMORIES」とかオムニバスムービーの企画が比較的多い大友克洋氏の最新プロジェクト。
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公開日が宮崎駿の某作品と完全に被ってる辺りが何だかなぁという感じですが、敢えてこっちを選んでみてみました。
オープニングのショートムービーは森本晃司が担当。
森本晃司と言えば音楽PV作品が多い印象。
Ken Ishii 'Extra' - Music Video (HD) - YouTube
GLAY / サバイバル - YouTube
Noiseman Sound Insect - YouTube
もう至るところ森本節がてんこ盛り。これは短かったけどとても良かった。
- 九十九
嵐の夜に男が雨宿りのために入った祠で、巻き起こるものに魂が宿った不思議な現象に巻き込まれる。
全般的に綺麗なテクスチャでマッピングされた3DCGで動きが気持ち悪いほどリアル。
- 火要鎮(ひのようじん)
大友克洋自身が手がけた短編。江戸時代の商家の娘と幼馴染みで街火消しの佐吉の間の恋心と、江戸の大火の話。
絵巻物をイメージしたクォータービュー的なパースで全体のイメージが統一されている、平面的な絵がいつの間にか立体感を持って動くのが新鮮。
- GAMBO
東北の小さな村に脅威をもたらす「鬼」と人の言葉を理解する「熊」との壮絶なバトル。
敢えて手描き風のテイストにこだわり鬼と熊の動きが荒々しいタッチで描かれている。
- 武器よさらば
唯一の近未来もの。大友克洋の漫画を原作とした作品。
近未来の東京近郊で無人で動く自動戦車と対峙する傭兵隊の話。
他の作品とは作風が異なり、これだけはクッキリと今風の絵柄になっている。
全体に共通するのは舞台が日本、と言う点くらいでそれ以外にはストーリーもキャラクターも全く関連は無し。
それぞれが全く違う手法で全く違うストーリーを展開している点がいかにもオムニバスだけど・・・・・
うーーーーーーん
個人的にはいまいちでした。なんと言っても一番不満なのはボリューム。
短編オムニバスなのは分かるけど、それぞれがあまりにも短編すぎ。それぞれがせいぜい10〜20分程度しか無いので4本のオムニバスだけど正味の上映時間は一時間ちょっとしか無い。
MEMORIESは3本のオムニバスだったけどあれだけで二時間近くあったはず。
それに引き替え今回はあまりにも短すぎる。正直この上映時間とこの内容でフルプライスなのはあまり納得できない。同じ一時間近くの上映時間でも「言の葉の庭」は1200円くらいだったしこっちの方が遙かに見応えがあった。
短編過ぎるが故にそれぞれの作品も消化不良感が否めない。ストーリーもあってなきがごとしの物が多い。
火要鎮なんか明らかに尻切れだし、GAMBOも冷静に見れば熊と鬼の「ウルトラファイト」を繰り広げているだけ、と言っても過言ではなし。
強いて言えば、武器よさらばだけは、見応えあったけど・・・
もうちょっと、一つの映画作品としてまとまりのあるものにならなかったのか・・・そこが残念です。
大友さんにはそろそろ本腰入れて長編をやって欲しいですなーー
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