2013年2ndクールのアニメ総括
と言うわけで総括
ある意味春期最大のダークホース。連続テレビシリーズで始めて全編ロトスコープを使うという実験的手法の奇抜さが当初注目されたけど・・・
確かに最初はロトスコープならではの「実写映像をそのまま絵にトレスした気持ち悪さ」が新鮮だったが、回を重ねる毎に
「惡の華」はロトスコープだからこそ、このストーリーに意味があるのだ
と思えた。シナリオ自体は青臭い高校時代の暴走劇と言ってしまえばそれまで、ただ敢えて実写映像をトレスしてその一人一人の動きを映像化することで、単に実写でドラマ化するものともちがう、普通にアニメ化すものとも違う独特の「存在感」がそこに産まれてきた。
敢えてこの手法で一クールをやりきった監督の長濱博史は凄い。
評価:★★★★★
うーん、正直学園ものなのか、怪奇ものなのか、超能力なのかよく分からない、方向性がよく分からないまま終わってしまった。
結局何がしたいのかよく分からないシナリオだった。
評価:★☆☆☆☆
過去の殺人鬼の遺恨が込められた、キリンググッズとそれに運命を操られるオーサーといういかにも中二病的な設定としては、比較的面白いストーリーでした。
しかし、何というかキャラクターデザインがどうしても子供っぽすぎて設定の残酷さに釣り合っていないところがあってそこが少し違和感。中途半端に終わった感もあるので2期もあるんだろうか?
評価:★★★☆☆
いわゆる日常もの。この手の日常ものにありがちな「結局何にも起きない普通の日常」が、このゆゆ式に関して言うと徹底されている。本当に何も起きない。ろくな事件も起きないし、他愛の無い会話が延々と繰り返されるのみ。
正直こういうのには耐性が無くてじっと真面目に見続けるにはかなり辛い(^^;;
まぁ他のことをしながら適当に観る分には何とか耐えられる感じ。
評価:★★☆☆☆
シナリオが虚淵玄と言う事もあり、絶対暗い話になるんだろうなぁ・・・と思っていたら、意外にも綺麗に終わった。
遠い未来の「地球外に飛び出した人類」と「地球に生き残った人類」という軸で任務に忠実に生きるレドと、自由奔放に生きるエイミー、そしてパイロット啓発支援システムとしてレドをサポートするチェインバー。
少しずつ生きる意味を見いだすレドと論理に基づきレドを助け、時には啓発するチェインバーのやりとりがとても良かった。ある意味SF的に見ても非常に良く出来た作品だったと思う。
虚淵玄にもこう言うシナリオが書けるんだ、と再評価してしまった。
評価:★★★★☆
ガルガンティアと列んで2ndクールに始まったマジェスティックプリンスとヴァルヴレイヴはまだストーリーの全体像がよく見えない。
MJPに関して言うとギャグ路線とシリアス路線がフラフラするのが気になる。
ヴァルヴレイヴはあちこちに伏線張りすぎで回収しきれない様な気がする。
そう言う意味ではガルガンティアはきっちり一クールでシナリオまとめきった点は評価できる。
あと、まだ終わっては居ないが春期スタートの「進撃の巨人」は凄い。
毎週見ているが次が全然読めないし、異常にテンション高いし、作画は神懸かってるし、サントラはため息でるほど良いし。
マジでオススメ。
ガルガンティアは初期はいまいちだが終盤にかけて一気に面白くなった感じ。