Re:RXJ Station

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NHK技研公開2013

NHK技研公開2013

 

と言うわけで今年も行ってきました、技研公開

入り口でパシャリ!どーも君とななみちゃんらしい。

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80インチのSuperHivision(8K)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SHVの核となるエンコーダ、HEVCのリアルタイムエンコーダーとHEVCのプロファイル

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SHVの光伝送システム

 

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まぁ8Kのスーパーハイビジョンは去年も実物を見たのでそれほど新鮮味はなし。

ただ、昨年よりは大幅に8Kの展示が増え「8Kが当たり前」になりつつあるのは感じた。

 

あと、目玉と言えば目玉なのがハイブリッドキャスト

「ハイブリッドキャスト」実用化に向けて--「NHK 技研公開2013」で試行サービスのデモ版展示

 

これまでの放送波にBML相当のコンテンツを乗せている今の「データ放送」(dボタンで見られるアレ)とは別に、IPベースでHTML5でコンテンツ送信するのがハイブリッドキャスト。

 

帯域に制限のある放送波で無く、IPベースで送信されるので今までのデータ放送よりは自由度の高いコンテンツが提供できる。

あと、今のデータ放送が原則として放送画面にコンテンツがかぶらない画面構成になっているが、ハイブリッドキャストのデモでは放送画面お構いなしにオーバーレイしてしまう。

 

スマホやタブレットと連動して、テレビを見つつ手元の端末で追加の情報を得たり、コントロールしたり出来る。

 

コンセプト自体は数年前からあったけど、正直実用化が見えて無くて

「ふーん、面白いね。で?」

って感じだったけど、ようやくハイブリッドキャストの仕様が固まり、アップデートでハイブリッドキャストに対応をうたったテレビも登場し始めた。

 

東芝、4K大画面+6ch全録+オクタコアの「REGZA Z8X」 -AV Watch

 

今やスマホがタブレットが当たり前となった現在、IPベースでやりとりするハイブリッドキャストはなるほど確かに面白いし、可能性は感じる。

 

また、スーパーハイビジョンについても単なる研究では無く、実際に商用放送する場合の事業化に向けたより具体的な開発に動き始めているのは分かった。(ちなみに、現行のハイビジョン放送の次は4Kをすっ飛ばして8Kになるそうな)

 

 

ただ、ただね。私が思ったのは、

技術的には面白い。面白いけど、今のテレビに求められているのってそこか?って思った。

 

正直、私みたいに重度のテレビ中毒者であれば、これらの新しいコンテンツや高画質に関しては興味があるかもしれない。

 

が、昨今は特に若者を中心に「テレビ離れ」が進んでいるのは厳然たる事実。

普通に自宅にテレビを持たない人も居る。正直そんな人達に対してハイブリッドキャストだろうがスーパーハイビジョンだろうが、そもそもテレビを見ないんだから関係ない

もはやテレビがコンテンツの王様だった時代はとっくの昔に終わっている。

 

このままテレビ離れが進めば、どんどん技術開発に避けるリソースも減っていくだろうし先細りは目に見えてる。

今のテレビ業界に必要なのは高い技術力では無くて、どうやって若者をテレビに呼び戻すかの方が必要なんじゃ無いかなぁ。

 

少し技研公開の内容が浮世離れしているように感じた。