読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Re:RXJ Station

RX-JUNのブログです。ガジェット系ニュース、テクノ系音楽、カメラ、バイクの話題、アニメ、英語、本や音楽のレビューなどをだらだらと駄弁ります

DARK KNIGHT RISES

映画 レビュー

Site
邦題は「ダークナイトライジング」(何故原題と邦題で微妙に変えたのか分からん)

クリストファー・ノーラン監督による「BATMAN BEGINS」「DARK KNIGHT」に続く3作目にして完結編。

前作の「DARK KNIGHT」ではヒース・レジャー演じるジョーカーの鬼気迫る演技で爆発的な人気となったが、今回はそれを受けての続編でした。

前作で狂気に堕ち、トゥーフェイスと化したハービー・デントの犯した罪を自ら被り、闇の騎士(ダークナイト)となることを選んだバットマン=ブルース・ウェインは、そのご自宅に籠もり8年もの間堕落した生活を送っていたが、新たな脅威としてベインがゴッサムにやってくる。

前作のジョーカーは筋力も特殊な能力も無いがずば抜けた知識と圧倒的な悪意で恐怖に陥れたが、今作のベインは逆に筋骨隆々で、肉弾戦でもバットマンを圧倒する。それだけで無く知識や知能も並外れていると言う点でジョーカーとは大きくタイプが異なる。ノーラン監督曰く、「敢えてジョーカーと違うタイプの悪役を出したかった」と言う事らしい。

ただ、やはり悪役としての存在感という意味ではジョーカーの方が圧倒的に大きい、と思った。決してベインも小者ではないし、彼の抱える闇や苦悩も相当に深いものがあるが、やはりDARK KNIGHTの影響があまりにも大きすぎると言うか、悪役が主役を完全に食っていた前作と比べると今作は比較的控えめだった。

ただ、本作ではバットマンと悪役だけでは無い周りを彩る集団、と言うか群像劇として前作とは一歩違った味が合ったと思う。
中盤、ゴッサムを恐怖のどん底に陥れるベイン一味と絶望的な状況でも決して諦めずに打開しようとするゴッサム市警の奮闘ぶりが良い。

前作の影の主役がジョーカーだったとするなら今作ではゴッサム市警という集団そのものがその役割を担っていたのかもしれない。

バットマンは序盤で挫折し、文字通りどん底まで堕ちることになる。
そこから復活のために立ち上がるところが「RISES」たる所以なのだろう。

ヒーローの挫折と復活というシナリオ、そして終盤の怒濤の展開なども含めると、前2作とは異なり明らかにエンターテイメント性を高めており、分かりやすいと言う点で至極ハリウッド的になったとも言える。

ノーラン監督や主要キャストがイギリス人などヨーロッパ系に偏っていることから、これまではハリウッド映画らしからぬテイストだったシリーズだけど、今作は比較的単純明快だった。
ダークナイトと言う事で正義と悪の狭間で苦しむと言う主題が貫かれていることは事実だけど、結末は極めてシンプル。正直言うトラストシーンは既に中盤を見ている時点で予想できました(^^;;

こう言う終わらせ方は有り、だろうしこれ以上シリーズを続けるのは明らかに蛇足、と言う意味ではココでやめて良かったと思う。良い意味でシリーズが堕落しない内に完結するというのは締まりが良い。



ただ、前作でも感じたけど「ストーリーがとにかく長いorz...」

ノーラン監督の「インセプション」でも感じたけどとにかくあれもこれも、と要素を一杯詰め込みすぎてストーリーがとにかく忙しい。正直もう3〜40分位短くしても良いんじゃ無いかと思った。
決して中盤がダレるって訳ではないけどとにかく長いので観ていて疲れる。

もう少し主題を絞って短くしても良いんじゃ無いかな・・・と


あと、「インセプション」と言えば今回もマリオン・コティヤールが出ているが、インセプションに引き続き今回もまた微妙にミステリアスな役回り。これは監督のお気に入りなのか・・・・?

まぁ何にしろ見応えのある映画ではあります。時間があれば是非見ていただきたい。