被災地の現状を目の当たりにする
5/4 はんだやレイブ参加のために仙台を数年ぶりに訪れました。
仙台出身者としては前々から開催しているのは知っていたはんだやレイブでしたが、なかなか仙台に行く機会を得られずに今まで行くことが出来なかった。
しかし、今年は行かなければならない。そう思っていました。
あの震災で大きな被害を被った仙台で開催されるはんだやレイブに。
とても言葉ではうまく説明できないけど、とても「暖かい」レイブでした。
レイブというとともすればアングラなイメージを思い浮かべてしまいがちだが、はんだやレイブはとってもアットホームで、炊き出しで様々な食事が振る舞われ。子供からご老人まで思い思いに踊り、笑い、楽しむことが出来るとても健康的なレイブでした。
スペシャルゲストの佐野電磁さんも心底楽しんでおられるようで、非常に良いイベントだったと思います。
そして、レイブ終了後、仙台で一晩泊まり、翌日車で仙台から福島まで移動しました。
私も幼少期は仙台空港近くの名取市閖上の所に住んでいました。そこを再び訪れるべく名取市に入ったところで、目に飛び込んできたのは津波に流されたと思われる瓦礫と車の山、山、山。
報道などでテレビで見ていたとはいえ、やはり実際に目の前でその光景を見てしまうと、息をのんでしまう。既にあの震災と津波から2ヶ月近く経っているにもかかわらず荒れ果てた瓦礫がそのまま。
子供の頃に育った家の跡地辺りも跡形もなく流されていました。
そして、福島の方に向かって海岸近くの道を南下していくと、家も、畑も、車も何もかもがなぎ倒された光景が目の前に広がってきました。
車を運転しながら涙がこみあげてきました。
自分はボランティア活動なんてことも出来ていないけど、この酷い光景を目の前にしてなにか力になりたいと思わずにはいられなくなった。
まだまだ、津波の被害は終わってない。これからが被災者にとっての本当の戦いの場なのだ、と言うことを強く意識しました。